サキノユメ・リスター

【関係】
　ノークィン：最愛の人。抜けているところは支えたい
　コウラン：時々呆れることもするけれど、パーティのムードメーカー
　エルスタ：大好きな親友。困ったことは相談してほしい
　ナシギ：頼りになる密偵担当。それなのに最近は盗賊とかノリノリでしている
　リキョウ：整った顔の魔王見習い。自分の心に正直でいてもらいたい

【性格】
　控え目で常に冷静沈着であることを意識している。打たれ弱いところもある常識人なのは冒険者として短所でもあり、長所でもある。依頼人の心に寄り添う姿勢は評価が高い。
　向上心が強い。ロマンチストな趣味をしているが、本人のものの見方はリアリスト寄り。
　自分よりも弱い者、幼い者に対してとても優しく、それらを虐げる者に対しては容赦はしない。

【過去】
　幼い頃から、人と恋したことにより呪いを振りまくことになり、いまも封じられている人魚の話を聞いて育った。それでも人の世界への憧れを捨てられないのと、閉鎖的な人魚の街を心配し、旅に出ることを決意する。家族からは反対されたが、押し切って海から陸へ上がった。
　だが、最初の冒険者としての仕事で種族の偏見に遭い、孤立することになる。依頼は成功したが、思い悩んでいた時にノークィンと出会った。

【現在】
　悲しいことも辛いこともあったけれど、いまは大好きな人の隣、また仲間達に囲まれて幸せな日々を送っている。
　人魚の歌と舞を子どもたちに教えながら、時に困難な依頼に挑む。
　だけれども、一番の困難はノークィンと想いを通じ合わせる。だということには気付いている。

【未来】
　恋人の告白はサキノユメからだった。だが、冒険者を引退する決意と結婚の申し込みはノークィンからされ、受ける。
　二十代半ばで冒険者を引退し、ノークィンと共に静かに暮らす。たまに弟子入りしに来た少年少女たちに、冒険者としての技術と心構えを教えることもある。
　またサキノユメはたまに故郷へ戻り、人魚の街の技術向上のため尽力する。