ヒガン・エンザ

【関係】
　シラヒメ：最愛の弟だが、いまは過保護にならないように努力している
　カタクリ：呆れている。仲間かつ下っ端。シラヒメに悪影響を及ぼさないように見張っている
　リュウゼツ：警戒している人。互いに裏があることを承知して表面上は仲良くしている
　ルリトウ：頼りになる常識人。性別なんて些細なことだと思わせてくれる
　ヤグルマ：彼もまた大切な弟。だが、シラヒメを憎むことはやめてもらいたい

【性格】
　真面目で頑固でブラコンという、扱いづらい策略家。だが、基本的には世界や物事の秩序が守られることを重んじる。
　誰に対しても礼節を守り、救いを求める相手には手を差し伸べる優しさもあるが、自身の限界もわきまえているため、慈善家ではない。一番大切な存在がシラヒメであると定めている。
　目的と手段を履き違えることは決してしない。常に冷静で、冷酷。
　アライメントは秩序・悪。

【過去】
　自身とシラヒメが異なる摂理の世界から跳ばされた原因も理由もすべて理解している。同時に、シラヒメにその秘密を気付かれないように努力している。
　それでも危険な目に遭い、また冒険者の道を選ぶと家を飛び出たシラヒメの監視の意味合いもあり、冒険者になった。
　本来はエンザ家で高位の聖職を務めるはずだった。冒険者を終えたらおそらくその道を辿る。

【現在】
　シラヒメが変なことに巻き込まれないように気を張っている。たまに、ヒガンの苦労を察したルリトウとお茶をすることが最近の楽しみとなっている。
　ヒガンはシラヒメが英雄にならないことを願っているが、その願いが叶わないことも、叶わない危険性も承知している。

【未来】
　英雄になったシラヒメを支えていたが、やがて別れは訪れる。
　ヒガンもまた「聖女」と呼ばれる奇跡を起こすことになるが本人は望んでいない。
　とある貴族にも想いを寄せられるが、断る。結婚はしない。
　シラヒメと離れて、互いの幸せを祈るしかない日々の中、他者から救済を祈られてその祈りに応える多忙な毎日を送るようになる。
　寂しくとも、心は傍にある。